
マイクロニック コードリーダーソフトウェアは自社開発されており、2Dコードチューブ、マイクロニック ラックリーダー、自動化ワークフロー、LIMSシステム間の互換性を最大限に高めています。すべての機能が追加費用不要で標準搭載され、無償アップグレードおよびテクニカルサポートも提供されます。
本ソフトウェアは自動再読み取り機能を備え、ラック内のすべてのコードを瞬時に解読して自動化ワークフローのダウンタイムを削減します。ラックをスキャンすると各セルにコードとチューブIDの高解像度画像が表示され、チューブ未検出時には「チューブなし、コードなし」機能が自動で作動します。さらに、コーディング/デコーディング速度の最適化、明るさ・コントラスト・閾値調整によるコード表示の強化、エクスポートフィールド順序の柔軟設定、設定を保持したままのソフトウェアアップグレード、強化されたLIMSインターフェースなど、多彩な機能を搭載しています。
また自動コード極性認識機能により、白地に黒コード面、黒地に白コード面いずれも設定変更なしでスキャン可能。白黒両面の2Dコードをシームレスに読み取ることができます。
迅速かつ正確で効率的なサンプル識別を可能にするために、マイクロニックはラック全体および単一チューブ用の幅広いコードリーダーを提供しています。高性能なDR710ラックリーダーは、深度焦点イメージ技術(CCDイメージング技術)を採用し、最高精度の2Dコード読み取りを実現するとともに、アクティブアンチフロストシステムにより凍結サンプルのコードも確実に読み取れます。DR710の読み取り時間は約7秒で、1Dラックバーコードを同時に読み取るにはサイドバーコードリーダーをオプションで追加できます。
マイクロニック ラックリーダー DR505は、小型ベンチトップ設計で2Dコードを数秒以内に迅速かつコスト効率よく読み取ります。高スループットおよび自動化システム向けに構築されたコンパクトリーダーで、パッシブアンチフロストシステムにより凍結庫から取り出したままのラックを読み取ることが可能です。すべてのマイクロニック ラックリーダーには最適な性能を保証するマイクロニック コードリーダーソフトウェアが標準付属しています。単一チューブのコード識別には、使いやすい単一チューブリーダーをご用意しており、多機能なマイクロニック チューブリーダー DT510は1秒以内に1Dバーコードと2Dデータマトリックスコードを読み取れます。
高速なマイクロニック ラックリーダー DR900はカメラベースのリーダーで、2Dコード付きチューブをわずか3秒で読み取り・デコードします。138ウェル、96ウェル、48ウェル、24ウェルラックに対応し、オプションのサイドバーコードリーダーを使えば1Dラックバーコードを1秒で同時読み取りできます。